【目的】
分譲マンションの価値については、立地条件や築年数・間取りにより評価されることが一般的です。マンションを住むだけの箱と考えるのであれば、その価値観のみで十分ですが、所有者それぞれの生活環境・実情にマッチしたものがあってこそ、所有者や購入希望者にとっての価値になるものではないでしょうか。
そのために一般社団法人日本分譲マンション診断機構では、「所有者それぞれの生活環境・実情に合った価値」を調査研究し、これらの価値の有益性の認知拡大を目的とします。
【効果】
当機構では、分譲時又は分譲後のマンションを診断し、認定いたします。
その認定情報をマンション所有者や購入希望者・分譲会社・管理会社に提供することによって、マンションを住むだけの箱ではなく、所有者の価値ある資産としての、「プレミアム機能型マンション」の社会認識を拡大し、魅力あるマンションの価値を増大させることが出来ます。
【診断・認定】
「プレミアム機能型マンション」の評価・認定として、下記のものを実施いたします。
1.子育て対応マンション認定
2.高齢化対応マンション認定
3.防災対応マンション認定
4.防犯対応マンション認定
今後、社会のニーズに応じて多種多様な生活環境・実情に合った価値の調査研究及び認定を行う予定です。
なお、マンションの価値の減少としては、経年劣化の他、下記のような要因があるものと考えています。
① 住民の世代交代や生活環境の変化によりマンションの機能の有効性が減少してその価値を失う。
② 管理者・理事会等の管理組合の運営方針により、分譲当時のコンセプトが滅失して、その価値を失う。
③ 管理会社から建物の維持管理に係る適切なアドバイスを受けることができず、建物・設備の機能が陳腐化してその価値を失う。
④ 目先の費用にこだわる「安かろう・悪かろう」のマンション管理により、本来の機能を発揮できずにその価値を失う。
この様な場合にも、一般社団法人日本分譲マンション診断機構では、専門家が適切なアドバイスを行い、マンションの価値の維持・向上にご協力いたします。
マンションを終の棲家と考えるとともに、「プレミアム機能型マンション」を財産として考えることで、各オーナーの生活環境や嗜好にマッチする「プレミアム機能型マンション」の認定拡大を通して、マンションの財産価値の多様化による資産価値の増大と生活環境の向上が図られ、居住用資産としてのマンションが社会に根付くシステムの構築を目指して活動してまいります。